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2011年6月 7日 (火)

「歌舞伎町チンピラのココロエ・あとがき」は、どうょ?



あとがき

本書は「月刊実話ドキュメント(竹書房)」に連載されたものである。

今回の単行本化に際し多少の加筆はしたが、

内容的にはノンフィクションだと思って頂いても構わない。

勿論、文中の登場人物や組織は仮名にしてある。

読者の中には「俺(私)のことか?」と思う人もいるだろう。

そこら辺のことは適当に解釈して頂きたい。

この連載中の二年間、私は現役のヤクザだった。

しかもマスコミ嫌いで有名な親分が率いる関東屈指の武闘派と言われる

組織の組員だ。

御法度のシャブで一七回ほどパクられて服役を繰り返し、

尚且つ、マスコミの仕事に就いた私が二八年間も破門されず

よく組織に身を置けたものである。

過去を思い起こしてもヘタ打ちの連続で小指を三回落とし、

何度も謹慎を言い渡され、

新宿歌舞伎町で「森治郎」という名のヤクザは

知る人ぞ知るポン中のチンピラだった。

平成二〇年二月、連載が終了して二ヶ月後に漸く組織から離脱が許された。

実はチンピラで終えるヤクザなら堅気に成りたいと思っていたので、

やれ幸いだ。

平成一七年六月、京都刑務所で七回目の服役を終えた後にも親分に言われた。

「今度こそシャブに手を出したら絶縁の所払いだぞ!」と・・・。

シャブ以外にシノギを知らない私は服役中にも

(出所したら何でメシを食うか?)と悩んでいた。

もう不貞腐れた人生は真っ平御免だ。

どうせ一からの出直しなら人様がやれないことに臨んでやろう、

と始めたのが物を書く職業だ。

元極道作家を名乗る者は多けれど私にしか書けない物がある。

その思いが実話ドキュメントの篠田邦彦編集長に伝わったのだろう。

そして、連載が始まった。

執筆中は何かと身内の組員からも言われたものだ。

「二足の草鞋」だとか「ヤクザらしくない」とか・・・。

当番中や事務所の用事ごとをサボって書いたこともある。

組織に所属してても自分の食い扶持は自分で築き

自分で作り上げていかねばならない。

自分の生活が儘ならぬ者が組織に何の貢献ができるのか。

ただの鉄砲玉で終わるにも金銭的な面で頼れる訳ではない。頼るものでもない。

そう私は思っている。

ゆえに必死でパソコンを覚え書いたものだよ、この原稿・・・。

“ヤクザの激戦区”と言われる歌舞伎町で

ハンパモンながらもヤクザとして生きたチンピラの

心の叫びを多くの方々に読んで頂ければ嬉しい限りである。

昨年一〇月には初書き下ろしの「刑務所ぐらし(道出版)」の続編的な

「刑務所の奇人変人(道出版)」が発刊となり、

本書で三冊目の著作本だ。

まだまだ作家としても駆け出しだが、

ヤクザのチンピラよりはマシだと思っている。

ここまで辿り着くまでには大勢の方々が応援や励ましの声を掛けて下さった。

その方々に此の場を借りて厚く御礼感謝の儀を述べたい。有難う御座いました。

・・・・ってな感じだが、どうょ?

で、売れてるのかな、どうょ?

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